あけましておめでとうございます。

2021年4月に継承開業し、本年は4年目を迎えます。

当院では“外来から在宅医療まで途切れることのないやさしい医療”を信念として、診療を行っています。午前は、内科診療（高血圧症、脂質異常症、糖尿病等）を中心とした外来診療を行い、専門医による呼吸器診療にも力を入れています。一方で早朝および午後は、200名近い方の在宅医療をサポートしています。

日本は超高齢社会に突入しています。日本の高齢化率(65歳以上人口割合)は、将来的にさらに増加し、障害や認知症とともに生活される方も同様に増加すると予想されています。在宅医療の需要は高まり、福岡県高齢者地域包括ケア推進課の発表によると、訪問診療を受けている方は44,343人(令和４年度)と増加傾向を示しています。一方で在宅支援診療所の総数は、平成29年以降横ばいで経過しており高まる需要に受け皿が少ない状況が続いています。

当院では本年より常勤医師および常勤スタッフを増員し、外来診療から在宅医療まで幅広く対応するとともに、患者さんを中心とした「医療」や「人生の豊かさ」の本質を追求することで、加齢や病気などで身体機能が低下した方でも最期の瞬間まで安心し納得して輝ける社会を支えたいと考えています。

最後に当院の診療体制および在宅医療における昨年度までの診療実績をお示しします。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

１）診療体制

2024年3月まで

医師：常勤医１名、非常勤医師（5名）、看護師3名、医療事務等4名

2024年4月〜

医師：常勤医師2名、非常勤医師6名（予定）、看護師4名（予定）、医療事務等4名

２）診療実績（在宅医療）

a) 訪問診療担当患者数（12月末日付患者数）

2021年：84名、2022年：147名、2023年：190名

b) 定期訪問診療回数

2021年：2,488回、2022年：3,083回、2023年：4,136回

c) 往診回数（緊急往診を含む）

2022年：182回、2023年：244回

d) 在宅看取り件数

2021年：21件、2022年：46件、2023年：74件（居宅43件、施設30件）

以上