睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、眠っているときに呼吸が一時的に中断し、様々な症状が出現する病気です。SASを放置した場合、十分な睡眠効果を得ることが出来ません。そのため、昼間に眠気が襲ってきたり、仕事や家事などの能率が低下するなど、日常生活に支障を来たすようになります。
下記のような症状に心当たりがある方は、精密検査を受けることをお勧めいたします。
- 家族などから「いびきが大きい」と言われた
- 「寝ているときに呼吸が止まっている」と言われた
- 突然息が苦しくなり、夜中に目が覚めてしまうことがある
- 夜間にトイレに行くことが多い
- 目覚めが悪い、起きたときに疲労感がある
- 起きたとき、過度に喉が渇いている
- 日中に強い眠気を感じる、倦怠感がある
- 集中力や記憶力が低下した など
睡眠時無呼吸症候群の治療:CPAP療法について
睡眠中の無呼吸状態を防ぐため専用のマスクを鼻に装着し、加圧した空気をマスクから送り込んでいく治療法で、SASの治療として広く普及しています。当院では、患者さん毎に機器を適切に設定し、マスクのフィッティング等をチェックするなどしながら治療を行ってまいります。